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知らない間に自分を束縛している。

ぐるぐるに、体中に巻かれた憎悪の紐がまとわりついている。

その紐は知らない間に自分で巻いてしまったもののはずだから、どこかに必ず綻びがあるんだけど

それを私は見つけられなくて

無意味に体をよじってよじって

それでもなおまとわりついていて

始めよりも紐が肉に食い込んでいたりする。

そうしているうちに全ての気力が消え失せてしまって

何でもいいや

って

全てを諦めて

苦しいままを受け入れてしまったりする。

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