まだ暗すぎる朝

 心がぼろぼろでやけに渇いて、胸のあたりに溜まった膿がぐずぐずと不穏に蠢く。さみしい歌のプレイリストが増えるたび、内側の傷が可視化される気がして、痛かった。ぐちゃぐちゃの部屋で丸まって眠る日々に、ピアノの音が散らばって、私の代わりに泣いてるみたいにぽろぽろと落ちる。まだ暗すぎる朝。

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