しがらみの全部

 ぜんぶ放り出して何処までも往けるのなら、私は生まれ変われるだろうか。誰も私を知らない場所で、縛りつける幾重もの鎖を断って。そんなことできやしないから、こうやってまだ此処で足掻いている。変わりたいと心で叫んだ、この気持ちだけはもう、決して手放さない。このしがらみの全部、超えてゆけ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る