人生について書きなさい

2021/08/31から、児童文学のNさんと

仲良くさせていただいています。

なぜかFacebookで知り合いましてね。

実名のHPを見て、もしかしたら?

と問いかけてきてくださいました。

これが縁になって、けっこう深い話もしています。


児童文学をするなら、作品に『人生』について語りなさい

と坪田譲治から指導をされたあまんきみこの話を

してくれましてねえ。

わたしは目からウロコでした。

児童だから楽しめればいいって思ってた。

わたしは、認識不足だった!


もっとも、わたしの実力じゃあ、

人生なんて語れないけどねー。


ファンタジーで人生を語るとしたら

「ごんぎつね」みたいな話になるのでは。

しかし、暗い話ってきらいなんだよわたしは!

人生って、一言で言っても

なかなか、手に負えるものではありません。


人生には意味があるのか、という問いに悩まされ

仏門に入ったドイツ人ネルケさんの話を

TVで観ました。

ネルケさんは、あるお寺に入って、

人生についていろいろ、考えたそうです。


お寺の修行は厳しく、年に1800時間も坐禅する。

庭で採れた農作物が、食卓に載る。

掃除・洗濯・炊事(薪で作るんです!)はすべて

自分でやらねばならない。

義母が、薪で料理したときに

しめった薪しか買えない貧乏人だったから

火がつかなくて困ったという話をしていましたが

ネルケさんたちも、薪に関しては、苦労したかもね。


ともかく、お寺の責任者までのぼりつめたネルケさん。

結局、人生に意味なんかない、と達観します。

意味がないと悟って、かえってホッとした。

いま、ここで、「天地いっぱい」を生きればいいんだ。

なにかに支えられて生きている、

それだけで充分なんだと。


しかし、年を取るにつれて、お寺の責任者であることに

限界を感じて、都会に降りて行くネルケさん。

わたしは、こういう生き方は羨ましく感じます。

人生か……。重いテーマだな。


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