第12話 『御代』の逆鱗に触れる その2




朝、





四冥は、目を覚ます。

いつもの様にご飯を炊いて・・・

米がもう残り少ない。



スマホを床に置いて悩む。



流石に腹の背には代えられないので、気は進まないが、師匠に電話して・・・

もう少しお米を送ってもらうか・・・



やっぱやめとこう




ならば、バイトしてお金を稼ぐとか




あの自転車で出前する・・・〇ーバーイーツだっけ





”それ!頑張れば、年収1000万はいけるよ”


”えー、それマ?”



”町内ぐるぐる回って、ついでに『穢れ』も狩れば、一石二鳥やね”


”その発想 草”






$$$







その夜、




いつもの様に穢れ探索に勤しむものの・・・

お腹が減ってキツい。



だが、履歴書は書いた。

空欄多いけど、


割とアレな人でも雇ってくれるって、米が言ってたし、多分行ける!





前から誰か近づいてくる。





(また、夜守の女か)

逃げようと踵を返すと、



「ねぇ、お腹空かない?パンあるけど?」



彼女はそう声を上げる。





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