３月20日・くもり

友人の大学の卒業式の日、アタシはタダノの工場をやめた。

その後は、白鳥(香川県東かがわ市)のスワニー(手袋メーカー)の製造工場に再就職をすることにした。

工場の現場責任者の男性の知り合いの人がスワニーで働いていたので、男性のコネで再就職した。

住むところは、現場責任者の男性の知り合いのひとの家の部屋を間借りをして、暮らすことになった。

キャリーバッグひとつを持って旅に出る私は、JR屋島駅のプラットホームで友人と会った。

友人は、上りの列車に乗る前にアタシに『元気でね。』とひとこと告げた後、高松行きの各駅停車の列車に乗った。

アタシは、キャリーバッグひとつを持って、行き違いの徳島行きの各駅停車の列車に乗って旅に出た。

今のアタシの気持ちは、不安な気持ちでいっぱいであった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい