マムシのちんちんはお呼びじゃないんだヨ。レヴィを呼びナ

「アタシのことは尾根おねえちゃんと呼びなさい」

「いやだよあなた、あなたは絶対おかあちゃん。そうにキマっとるんだで」

 破壊されたフラワーパーク。にんじん八本生えてる笑える楽園ってわけ。ききき、大豆が食いたきゃ今すぐちんぽ出して逃げ惑いなよ。君のことはそんなに嫌いじゃないからさ、ききき。

 僕は生まれながらに肺に毒マムシを患う罪な少年さ。そして丘あちゃんもまたそうってわけ。いや、丘あちゃんの方が随分ひどいさね。彼女の腹の中では、腸が全部レヴィアタンってわけなんだから。くー、たまらないねぇ。

 屍はいくらでも転がっているよ。鹿しか発条ばね。きききぃ、ほーら見てみろ。眼前の鹿が今にも勃起寸前に僕のことを犯すファックしようとしてるんだ。これだから欲望の動物ってのは堪らないんだよねえ。人間を動かすエンジンは欲望じゃなくって、罪だってのに。きききぃ。

「人間もまた欲望の動物であることよ」

 丘あちゃんにそれを言ったら、こんな返事があっとうよ。結局、丘あちゃんも物事の真贋なんてものは分からない馬鹿者ってなわけなんどよね。そりゃそうさ、丘あちゃんはだって山頂サンチョパンサじゃないんだもん。要するに僕だって鈍器ドンキ布袋ホーテじゃないってこと。ただの言葉遊びだと思うだろ?ただの言葉遊びなのさ。上っ面のところではね。僕だってもう少し高尚なことは考えているつもりだよ。きききぃ。

「人間が欲棒の人間だとしたら、丘あちゃんは丘あちゃんではいられないよ。丘あちゃんは、ぱーとなーなんだよねえ。ぱーとなかい。」

「つまんない文献に毒されたんだね。あなたの肺に生えた蛇の髑髏はとぐろ巻いてパンパンに詰まってるんだろうね」

「きききぃ。審判を下す前に三秒の時間をやるぞ鼻毛ぇ。僕を怒らすことを後悔させてやる。地獄の航海を楽しみな口からおまんこ」

 マグロが見えた。僕の視界に無数のマグロが見えたんだよ。本当さ、本当に本当なんだ。でも、見えたマグロも全部、尻尾ではトナカイだったんだ。表象イメージの問題だって? のんのんのんちんぽだね。きききい、全くもってデカい猿は図体だけ聡明だ。むくむくしてるね、君の思考は海綿体がむくむくしてるのさ。堪らないったら。

 僕が見たものは全て本当さ。それは科学的に証明されているんだよ。ほら、見せてあげようか?ここに「科学証明書」があるんだ。百八の分類からなる学者すべてのサインがここに密集しているんだよ。左から名前を言ってやるか?いーや、言ってやらない。とにかくこいつがあるってことは僕はとりもなおさず科学的なマンってわけ。

「ねえテリス。あなたが見たあの星の名前はなんていうの?」

「苔むしたピーマンさ。遥か五億年前に太陽の近日点を通過した彗星だよ。今じゃとっくに軌道をずれて宇宙の暗黒の彼方に消えちまっただろうがね。僕はそいつのくっせえ屁を凝視して、堪らなく勃起しちゃったのサ」

「そいつは重畳ね」

「だ老? 彗星は命をかけておならこいて、太陽から一瞬だけ遠ざかったのさ。僕たちもその光輝を目指すのさ。全身が沸騰するほどにピクピク精子をぶち撒けなきゃ駄目だってえの。そうじゃないと、この世界は破局を免れないんだよ」

 苔むしたピーマンが観測された時、僕は海鮮丼を食っていた。そう、最寄りの港で獲れる新鮮なコロニー征服オナニーしたってたってことさ。そうしたらだよ、大空に輝かしい駒が現れたのさ。銀河系の駒。きききい。

 フラワーパークを出ると、陸は陰茎の生える楽園だった。もちろん海は膣。そして、空は、アナルの竜巻だ。

 アナルの竜巻が起こす災厄に僕たちは慣れっこになった。あいつが放つ巨大なおなら旋風にだって、僕たちは見て見ぬふりをするように生きてきたんだよ。所詮、僕らはこの星の公衆便所に居場所を与えられて暮らしてるだけのクソと同類だったことだよ。彗星が屁をこくみたいに、この星だって屁をこいて生きたいんだ。

 海の膣へダイビングすると、中には無数の赤ちゃんベイビーがいたよ。それも沿岸部は赤ちゃんの天国さ。こうして僕たちは生まれ、そしてクソみたいにまた流されていく。赤ちゃんベイビーだった頃に戻り鯛ね。

 僕はこの星への反抗として、赤ちゃんを一人盗んで陸へ上がった。それを丘あちゃんに見せると、こんなことを言われたよ。

「美味しい魚をありがとう」

 おいおいおい、たまらないことを言ってくれたよ。僕は赤ちゃんベイビーを食糧になんて一切思ったなかったのに、いや、一歳思ったなかなったのに。きききい。オモロすぎてぼきぼき勃起んちょだねぇ。

「おい丘あちゃん。てめえの目が虫眼鏡じゃなければもう一度よく見てミロ。こいつの一体どこが魚なんだって?包丁でおろされてえのか?」

「人の姿をした悪魔よ。黙りなさい。あなたの言葉なんてわたしには一度たりとも届いたことが無いのよ。赤ちゃんベイビーは海鮮丼の材料にするの。あなただって今までそうしてきたでしょ?」

 その真実を知って、僕はショックで立ち直れなくなった。凛と佇んだ僕のちんぽは、ふにゃふにゃのチンアナゴになっちまったってこと。

「鋭利な餌食に茄子ヤクザ。あなたは欲望のままに葬りなさい」

 こうして僕は茄子の商売を始めた。いずれ実る畑を眺めて、ちんちんの中から大量の鰻汁が飛び出しちまったのさ。そう、僕の気概はまたしても返ってきた。

 茄子はよく育った。僕がおならをかけたからだ。僕のおならの成分が茄子を茄子たらしめた。きっと僕のおならは紫色なんどろうねえ。きききい。

「茄子はちんぽのメタファーよ。あなたは茄子に溺れて死になさい」

 丘あちゃんがまたしてもそんな詭弁を弄して僕を説き伏せようとした。僕はもう騙されない。僕はもう真実を知っているのだ。

「丘あちゃん、あなたを今から大量のうなぎ天国にします。それまでに三秒の時間を与えマスカラ、今すぐ逃げて下斎」

「いやよ私は水上生物なのよ」

 そうして、丘あちゃんは海に消えた。丘あちゃんを無くした僕の気持ちをわかってくれる人はいないかい。ぴーまん。



 銀河系随一の珍珍丸テクニシャン。納豆ネバネバ法隆寺ってなわけ。僕は学が無いからちんちん出して獅子舞に乗り込むんよねえ。

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