第509話 さなコン2024反省会
今回は、さなコン2024の反省会です。自分のどこが悪かったが、自己分析して来年に繋げようという狙いです。
僕は「文豪の幻」という作品で参加しましたが、実質的に一次落ちでした。
さて、どこが間違っていたかというと、事前にメモしていたアイディアとタイミングが合い過ぎた、というのがあります。時期的にはもう記憶も曖昧ですが、NHKで坂本龍一さんが亡くなる前の日々に関する特番がやっていて、これは音楽家の最後の日々だけど、文豪の最後の日々にすればまた物語になるかも、と思ったんですね。それにプラスして、AIが暴走するような話も気になっていた。生成AIが話題にもなっていた。
そこへ日記に関するお題が出てきてしまったので、この諸要素がうまく重なり過ぎた。
アイディアが重なることはままあることですが、今回はお題に対する思考が浅いまま、物語が動き出してしまった。もっと深く、もっと捻った視線でお題を思案することができたはずなのに、手元のアイディアがハマり過ぎたせいで、アイディアの掘り下げ、思案が全くできなかった。視線が逸らせなくなって、これしかない! と思い込んでしまったんですね。これが最も悪いところだった。出来上がってみれば、お題を少しも活かせていないも同然だった。
あとは、AIの使い方や、適当に盛り込んだ要素の使い方も適当、いい加減だった。ここのところアイドルグループ「My Dear Darlin'」にハマっていて、福岡出身の東條ゆりあさんを推しているのですが、この人の喋り方を真似した方言を盛り込んだけど、これがまったく宙に浮いてしまった。この方言はもう一捻りしてストーリーに盛り込めたと今なら分かる。これも、方言を使ったことで満足してしまい、方言それ自体をテーマに組み込めなかった。うーん、やはり考え不足でしたね。
これは本当に初歩的な間違いですが、パソコンのワープロソフトpagesで文章を書いているのですが、そこで文字数を表示させた時のその数字が、pixivの文字数のカウントと差があり過ぎた。1000字くらい違った。で、そこで一旦、手を止めてから内容を検討すれば良いのに、勢いのままに適当に直して文字数を調整して投稿してしまった。締切まで一週間くらいあったので、全く無駄な、無意味な行動だった。まったく、自分の行動に呆れてしまう。初心者じゃないんだから……。
というわけで、反省点を理解するために整理してみました。今年も問題が発生、というか、揉めたらコンテスト自体が無くなってしまうのでは、と危惧してましたが大丈夫でしたね。まぁ、審査員の人が急に「一次選考通過作品にはコメントがつく」などと暴露してしまったのは良くなかったですが。他はまぁ、このままなら何事もなく良い感じに終わりそうで、一安心です。また来年、頑張ろうと思っています。お題に合わせて書くの、意外に楽しいんですよねぇ。
2024/8/24
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