第83話 リラダン総長

マルタ騎士団あるいは聖ヨハネ騎士、病院騎士団リラダン総長

 

マルタ島から遠く離れた教会の大聖堂 

あるいは城の領主の食事会などで熱弁を振う 

蜜蝋の甘い香り漂う夜の時間 あるいは青空に雲雀の舞う 青の空 昼の時間


「失われた生徒の十字軍国家 その攻防の時 

長い時を我らは異教徒から戦い抜き

イスラムのオスマン帝国は数々の侵略では東欧をはじめ各地の国々が

危険にさらされているのです 

例えば神聖ローマ帝国の系譜 ハプスブルグ家のウイーン 

そのウイーン包囲網戦は記憶にも刻まれてます」


「海に面する南イタリア フランスなどでも 

イタリアでも村に街が襲われて略奪と人々とが・攫われる被害」


「我らに力をお貸しください それに浚われた人々を救う為に‥」


人々の拍手 それに騎士団入りへの申し込みをする者達

多くの仕事を成す 騎士団を運営してゆくのは

こうした寄付なども当然の事ながら必要な事だった

勿論、自前の多くの富はあるが・・それは緊急時に不足時にあてられる

また奴隷として浚われた人達を救い出すのにも・・


今は滅ぼされて無いテンプル騎士団の場合は 旅の通貨手形などの事

敵地での人質交換 時に奴隷として攫われた人達の為に

それが後に金融業に携わる事になり

フランスの財政を支える程の莫大な富があったが・・


だが、中には冷ややかな者達も少ない自分たちには関係はないとばかりに


それとも…

 

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