第52話 サラへの攻撃

サラの瞳が輝き

黒い鳥達が矢を放った者達に襲い掛かり、襲われた彼らが悲鳴を上げた。

「ぎゃああ!」「うわあああ!」


「助けてくれたの?」サラがリヒター修道僧に問いかける。

本能的に助けたリヒター修道僧は戸惑いながらうなずいた・

「まあ、なんて事 素晴らしいわ

私たちはこの恩義を忘れない 

後の時間、悲劇的な貴方の死の運命から救ってもいい」サラ


「えっ?」

よく聞き取れなかった

それに謎めいたサラの言葉に首をひねるリヒター修道僧


何も言わずにサラに微笑み、リヒター修道僧は自分の腕に刺さった銀の矢を抜く

そこに「リヒター修道僧さま」駆け寄ってきた看護師見習いのマーニャ


今度はマーニャが駆け寄り、手持ちの布でリヒター修道僧の腕の怪我の部分に巻く

「大丈夫ですか?後で手当をしなくては」


だが、次には

大きな声を上げて 姿は少女サラ、魔物の少女サラに襲い掛かってきたのは

他の海賊船の者達 小舟でハシゴをかけて駆け寄ろうとしていた

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