第44話 ピクニックと彼方を見る魔物の目
ハガール・イム 謎めいた古代の遺跡の一つ
他にも海の民フェニキア人達の残した遺跡などもあったりする
崩れた遺跡の石の一部に腰掛けて、ちょっとした昼食を楽しむ。
ミートパイに
白いホワイトソースに絡めた魚や貝の具材を使ったパイ
ワインだけでなく、どこからともなく果実のジュースに
ミント入りのレモン水なども用意される
「まあ、なんて美味しいのかしらね」「そうですねマダム ふふっ」
「携帯用の湯沸かし器があればお茶を準備出来たのに」フランソワーズ
「次回のお楽しみですかね」シオン
シオン、美人相手なので張りきった様子
愛らしい小鳥の鳴き声に合わせ、何気にリュートなども弾いていたりする
しばしの歓談に食事、ああ、楽しそう
ふと港の方を見るシオン
「ああ、騎士団の皆さま、隊長達が大騒ぎしている‥食料確保も忘れない
でも、なんて言っても海賊退治が最優先か」彼方を見通す魔物の目、シオンの瞳
「あら、吟遊詩人さん、まるでずっと先にある港の様子が見えてるのかしらね?」
寡婦のフランソワーズの言葉にただ、微笑むシオン
「ええ、そうですね そんな感じではないかと‥」「うふふっ」
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