第24話 蟻人姫
取り合えず蟻人姫に会いに行こうと思ったら。
「あの蟻人にお会になりたいのですね、ですがあの個体をお会いになるのは危険すぎます、我らが幾体盾になろうともあの蟻人は止められるとは思いません」
すぐに、ゴスロリゴーレムちゃんに気づかれて、怖い事を言われた。 確かに、あの蟻人姫が要塞都市にやって来た時の弾丸のようなスピード、英雄蟻人に対しての殴り蹴りを見る限り、高い攻撃力も保持していることがわかる。
え、会ったらパンッてされるの、決定!!
いえいえ、ちゃんと謝罪して、賠償の甘い物わたしたら、許してくれて分かり合えるよ と 目でゴスロリゴーレムちゃんに伝えた。
「分かりました…………すぐに、特攻自爆部隊を編成し、必ずやあの蟻人を必滅いたします!!」
あれ、伝わらなった。
決意の眼差しで俺を見て、敬礼するゴスロリゴーレムちゃん。
「いやいや、駄目だから 自爆なんて駄目だから、俺がいつも通りに土下座して謝るから、いつも通りに、生暖かい目で見守ってよ!!」
と、必死に言ってみた。
「分かっております、全ては私の独断独走、マスターには一切関わりのない事 結果に関わらず我が身は、我自身にて処分したしますので マスターには御心を穏やかにお持ちになり、お健やかにお過ごしになることを心からお祈り申し上げます。」
おお、ゴスロリゴーレムちゃんの変なスイッチ入ってます、テンション上がりすぎてます、言葉が心が伝わらない、、、、え、え、、え、え、、、、感情が、涙が。
「ブヒ~~~!! キンドリーちゃんごめんよ、ごめんよ だから、そんな事言わないで~~」
感情が泡立ち、泣きながら抱き着いた。
「私は、私はゴスロリゴーレムちゃんです!!」
いつもは、感情の無い目のゴスロリゴーレムちゃんの目が暗く怒りと悲しみを表していた。
周りを、見ると全てのゴスロリゴーレムちゃん達の目が・・・・・
あ、ああ、あああああああああああああああああ
「マスター起きて下さい、また 食べながら寝てますよ」
あれ、寝てた 何か嫌な夢みてたような。
「マスター、あの蟻人にお会いになりたいとの事ですが、なかなか強力な力を持った蟻人のようですので、警護の都合上 この城の中での会見にさせいていただいてよろしいでしょうか、この城内でしたら色々な仕掛けがございますので、万が一でもマスターに危害が及ぶことはございませんので」
「うん、そうだね 怖そうなだから城で会うことにしよう」
うん、あの蟻人姫様 すぐに殴ってきそうだしね、安全第一。
「じゃ、呼んできてくれるかな、それと一応姫様みたいだから上座を用意して、粗相のなようにね」
じゃ、準備を急いでやって姫様をお迎えして、謝罪からの友好関係作りを頑張ろう!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます