その日、あなたは死ぬ

１月１１日 夏八木蒼の日記

　きのう日記を書いてからも飲んだけど、今日は朝から書く。白状すれば、明け方、気持ち悪くて起きた。そのまま、布団のなかでゴロゴロしながら反省とか構想とかアイデアを転がしていたら寝れない。八時頃、ラジオをつけて起きることにする。そのまま、パソコンを起動する。

　どうせ眠くなるのだから、いけるところまでいこうと開き直ったのがよかったのか、けっこう進む。気づくと朝ご飯も食べず、十二時過ぎていたのでカップラーメン食べてまた原稿。お湯がわくのを待つ間、進み具合をチェックしたら、もう５０００字越え。

　甘やかさず、午後も書く。夕方まで書く。気分転換に散歩に出て、国道沿いのファミレスの信号のところで折り返す。ちょっとわき道にそれて、カフェをのぞく。千秋はいない。やってることはまるでストーカーと気づき、逃げるように帰る。

　千秋には会えなかったし、連絡もないけど、今日はいっぱい書けたからよしとする。この一ヶ月は我慢だ。

　でも、いくら今日、順調にいったからっていっても、予定は大幅に遅れているし、このペースじゃ完成しない。これから毎日、今日みたいに書かないといけない。