第54話 お互いの別々の道

お互いに叶えたい、それぞれの夢があった。


それは、一生交わることのない一本道。

果てしなく、どこまでも

永く続いていた。


何度も手を取り合おうとした。

だが、必ず何処かで分かれてしまう。


だから、私達は背中合わせに立ち

自分の道へ、一歩足を踏み出した。


決して、もう振り返ることはない

別々の世界へ



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