第51話 おいしいの魔法

料理するのは、無心になれて好きだ。

だけど、誰かのために作る方がもっと好き。


美味しそうに食べる姿、箸が進んでいる姿、

それを見ると嬉しくなるのだ。


「めちゃおいしいっ!」


その言葉で、私の心は温かく満たされる。

応援サポートのつもりが、明日も頑張ろうと

私の方が彼から活力をもらってしまった。

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