別れてから四十九日

七七日なななのか 名残なごり集めて 涙ふく 雨夜あまよの星と 笑うキミかな」

 

 私は消え入りそうな声で歌をんだ。文字に起こせば受け入れられる。声に出せば軽くなる、とキミが言ったから。……でも。


「やっぱり、無理だよ」


 幸せそうに微笑ほほえむ写真。額を当てるとまた涙がこぼれた。

 滅多めったに見れない顔だ、なんてキミは笑うだろうね。

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