2021/01/04投稿 「吐く息は白く」
白い息がふわりと立ちのぼる。随分と冷え込んでいた。
「そういえば、幼い頃は息を何度も吐いて遊んでいたな」
「あるある」
その言葉に傍らにいた君も笑ってうなずく。
「私もよくやったな。やりすぎで少し息が苦しくなったり」
「それはやりすぎだろ」
俺は苦笑しながら空を見上げる。満天の星空だ。
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