青い鳥は実はアナタの傍にいる4
映像が流れ終わる。
「魔法少女を作る……人?神様……?」
なるほどと首を傾げた。
「まあ、初めての人には難しかったかもしれないわね私も訳が分からなかったもの……うーんと、メリルがいる、でしょう?」
ココアにぽとぽと、と砂糖を入れて混ぜつつメルルが問掛ける。
「はい」
こくり、と頷いた。
「メリルがアナタを魔法少女にしたじゃない?ああいう人を啓示者様と呼ぶの」
「なるほど、つまり、メリルさんが啓示者様なんですね」
少し理解しました、と頷く。
「そうよ。メリルは啓示者様なの」
理解出来たのか、ありがとうございますと礼をした。
「それにしても……何故あそこには啓示者様しか入れないんですか?」
ゆうきが鎖へと再び視線を向ける。
「簡単よ。神様の住む場所には人間は入り込めないでしょ?そういうこと」
ティーカップへと口付ければ甘くなったココアをこく、と飲む。
丁度よい甘さになったのか満足そうにメルルが一息ついた。
心地よい風が優しく吹き抜ける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます