うさぎは今日も月への憧れを胸にとぶ6

目が覚めると崖の下なのだろうか、岩に挟まれた道に居た。

ここはドリームワンダーワールドだった。

空を見上げると大きく丸い月が輝いている。

なるほど、こうやって辿り着くのか。

ようやくこの世界に行く仕組みが分かった気がした。

標がゆうきと之彦の背中を喝を入れるように叩く。

「行くぞ、お前ら」

「うん!/はい!」

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