第83話 第四章 『カノジョ宣言して、なにが悪い!』(1)
第四章 『カノジョ宣言して、なにが悪い!』
結局、イルミナティの所持品をバラすのに、一晩かけても三割くらいしか出来なかった。
相当精巧な作りに舌を巻く。
この仕掛けは・・・!
俺が格闘している間、ふたりはソファーで寝落ちしていたが、いつの間にか起きて寝室で何やらごそごそやっていたようで。
今ちょうど、ふたりが出てきた。
お?
クレオは先日購入したシャツにジーンズ、というカジュアルな服で健康的。
セクメトナーメンは、薄いグリーンのワンピースで大人っぽい。
おおお、ふたりとも良く似合っている!
ってアブねぇ、心の声が盛大に漏れるところだった。
「ハチ、早く行こう!」
そうだった!
分解に夢中だったが、きょうはあらためてこのあたりを散策して、地理を覚えてもらおうと言っていたんだっけ。
いつまでも、アウェイだと彼女たちも困るだろうし・・・と昨晩提案したら、なんか妙にウケてたんだよな。
ふたりでひそひそ話しているのを聞いていると、どうやらウインドーショッピングか散歩の類と勘違いしているっぽいのだが・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます