助手と電話


扉の向こうから黒電話の音がする。

固定電話はあれどあんな音は奏でない。

中に入るも家主は不在。

スマホだけが机の上で暴れている。

助手たる私が代わりに出れば

知らん男の声がした。


そろそろ狩りを始める

今度こそ俺を捕まえられるか名探偵


イケボですねと言ったら切られた。

照れ屋さんだったようだ。

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