第4話 入籍の日

ついにこの日が。

でも昨日のこともあるし、本当に籍を入れていいのか。役所に行くときもヒロは嬉しそうではないし、どーでもいいような態度。

こんな結婚てあるのかな。

結婚式もしない。父は亡くなったばかりでいないが母親に挨拶にも行ってくれない。

再婚同士だからこんなものなのかな。

「どーすんの?やめるの?いいよ俺は。どーでもいいんだよ結婚なんてよー」


ここでやめておけばよかった。本当にそう思う。

悔しい気持ちを抑え、「そんなこと言わないで仲良くしようよ」と仲直りを提案し、入籍を済ませた。


この後レストランで食事をし、近場だったがホテルに泊まり、楽しく一夜を過ごした。


その1ヶ月後

指輪ももらっていなかったのでどうするか聞いてみた。

結婚する前はヒロの方からどこそこの指輪にしたいと思っているんだ。二人で見にいこうねと言われていたのでそれを待っていたのだが、、、


「指輪?いるの?そんなもん。めんどくせーな」

???頭が白くなった。

この人の話ってなんでこんなに変わったりするわけ?


少しごねてみた。

するとわかったよ 今から行こう。と車を走らせた。

どこ行くのか聞くと「御徒町、安いの選べよ」


え?結婚指輪を御徒町?

50オーバーのちゃんとした大人なら少し値段を落としてもカッコつけてデパートやブランドに行くのが普通だと思っていた。そこですり合わせて違う店にしたっていい


こいつは釣った魚には全く餌をやらないタイプだった





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