第67話 楽しみ方

「しっかし、オマエって本当に手が早いよな」

「いい女だから食べたくなっちまってな」

「付き合わされる俺の身にもなってみろよ」

「そういうオマエも一緒に楽しむの嫌いじゃないだろ」

「まぁな。にしても……少しクセがありそうな女じゃないか?」

「ちっとキツそうだが、灰汁あくが抜けりゃ大丈夫だろ」

「時間がかかりそうか?」

「そうだな……四時間ってとこか。最悪煮ても焼いても食えないかもしんないが」

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