第46話 お別れ会

学校を転校することになった私の為にお別れ会が開かれた。

寄せ書きには思い思いの言葉が書かれていて、みんなが私の事をどう思っていたのかがよくわかる。

最後に全員で撮った写真には、泣いている私を取り囲むように全員ピースで写っていた。

そのうえメッセージカード付の花束まで手渡されたものだから、我慢できずに泣いてしまい、あまりの辛さで死んでやりたかった。


〈向こうでも元気でね〉


「わかったよ……いけばいいんでしょ」

言われた通りに私は急行列車に飛び込んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る