第40話 かくれんぼ

あと残るのは何人だろうか。

あれだけいた友達は次々と見つかってしまった。

私はとっさに物陰に隠れたからよかったものの、見つかるのも時間の問題だろう。


「はーい見つけたー」


また一人、捕らえられてしまったようだ。

もしかしたら残るのは私一人かもしれない。


「あ、こんなところに隠れてたんだぁ」


大きな手が私を掴んだ。もうおしまいだ。

首根っこを掴まれて私は大人しくせざるを得なかった。


「それにしても最近増えてますよね」

「ああ、安易な飼い主のせいだろ」


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