1月26日 06:00
「おはよ!」
「おはよう」
「今日はアフロの日だよ!」
「アフロの日?」
「1が『あ』、2が『ふ』、6が『ろ』の語呂合わせだって」
「あー、語呂合わせ……1が『あ』?」
「そうみたいだよ~」
「2が『ふ』で、6が『ろ』はともかく、1が『あ』は……思い切ってるな」
「髪型の記念日は何個かあるみたいだよ? 4月10日はショートカットの日だったりとか」
「それにしてもアフロはなかなか見ないよな」
「ちっちゃいのもアフロなのかな? ほら、たまーに大学生でやってる人いるよね」
「あれもアフロなんじゃないか? でも、やっぱりアフロって聞くと顔の何倍もあるみたいなアフロを想像しちゃうよな」
「外国人だと多いよね」
「外国の人ってやっぱりレベルが違う大きさの人いるよね」
「勝手なイメージだけど、黒人の人がやっぱり似合うって言うか、自然だよな」
「向こうの人はそもそも髪がちりちりなんじゃない?」
「あれって全部の髪が巻いてるみたいな感じだったよな? 結構重いんじゃないか?」
「重いだろうね~。私だって結構重いし」
「アフロ出来るんじゃないか?」
「し~ま~せ~ん~! でも、結人もするなら付き合ってあげなくもないよ」
「しない。いや、もしかしたら心変わりあるかもしれないけど、今はしようとは思わない」
「結人は髪型変えないの?」
「そんなにこだわりあるわけじゃないけど、変えようとも思わないかな……」
「私は?」
「ん?」
「似合ってる?」
「似合ってる……というより、見慣れてる?」
「だよね。ばっさり切っちゃおっかな」
「友達にびっくりされるだろうな」
「あは、だね~。切るのは、しばらくやめておこうかな」
「それがいいんじゃないか? いや、そういえば、走ってて邪魔じゃないのか?」
「そんなに気にならないよ~。それに、それ気にしていったら最後は坊主とかになっちゃうじゃん」
「あー、どこかの高校の女子バレー部の人たちが坊主だったって何かでみたかもしれない」
「そうそう。あれって結構勇気いると思うよ~? そこまでして頑張りたいってすごいよね~」
「日々姫が坊主になっても応援するぞ?」
「しなくても応援しててくれるでしょ~? ならこのままでいいよ~」
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