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色とりどりの花火。

あがる歓声。

ついつい財布の紐が緩む美味そうな匂い。


数種類を少量ずつ食べようなどと女子みたいな事をほざくので、ガードレールに腰掛けて珍しさ縛りで買ったものを分け合う。


ヤバイ、お箸落とした。

頬張りながら渡されるあなたの割り箸。

あれ、これって間接キスっぽくないか?

……我ながら脳ミソ沸いてるな。


そんな思いはお構いなしに、デザート代わりに話題のイチゴ飴を頬張る姿が年甲斐もなく可愛くて、更に困る。

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