夜明け前。

廊下に響くヒールの音。

タン　タタタ　タンタン……。

酔っぱらってる？

タン……タン……タン……。

元気ないな。

そっと……

君の遺品のカスタネットを鳴らしてみる。

（タン）タン（タン）タン（タン）……。

誰にでも優しかった君の心をのせて。

見知らぬ隣人へ無言のエール。

眠れぬ夜の一人遊び。

ー完ー

小学１年生、一人で下校中の時の事。

何の気なしに、前を歩くお姉さんのヒールの音に合わせて靴を鳴らしていたら、

急にお姉さんが振り返り……。

きっとね、ずっとついてくる足音が怖かったのではないかと思うのですよ。

んで、てっきり、叱られると思っていたら、

ちょっと驚いた後、笑顔で「面白いね」と笑って下さいました＾＾

なんで、こんな事、覚えてるんでしょｗｗ

私も「面白いね」って笑ってあげられる大人になっているでしょうか……。

明日のお題は『アルファ米』デス＾＾

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