たんぽぽ

綿帽子を被り嫁いでいく君。

見送る僕の足元には

たんぽぽの綿帽子。


固く絞られた蕾を開き笑顔こぼれる

たんぽぽのような素朴な君が好きでした。


気まぐれな春の風が

僕の溜息を飛ばし

たんぽぽの綿毛を飛ばし

彼方へと君を運んでいく。


明日は、

負け惜しみで無く君の幸せを願えるだろうか。


ー完ー


明日のお題は『誤送信』デス^^





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