藍色
師匠の元を去って10年。
やっと、納得のいく作品が出来上がった。
不義理の詫び状を添えて
師匠に写真を送る。
返事代わりに届いた藍染めの着物には、
『青は藍より出でて藍より青し』と
一筆添えられていた。
愛ある藍色……。
今更ながら、師匠の大きさを知った。
ー完ー
*****
『青は藍より出でて藍より青し』
『筍子』(漢文のね)の中では「学問は終わったと思ってはいけない」と、更なる精進を促す言葉だけれど。
通説では、弟子が師匠を超えるという意味で使われています。
はてさて……
師匠は、どちらの意味で送ったのか……。
明日のお題は『焼うどん』デス^^
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