第135 桟橋

雨の桟橋に佇む。

水面を叩く雨。

小さな波紋が重なり合い広がっていく。


風が吹く。

さざ波が波紋を消してゆく。


雨あられと降り注ぐ

尖った言葉達も

海の如く受け止めれば……。


桟橋から漕ぎ出す。

自分で起こした風が

この波紋を消してくれることを信じて。


 ー完ー




明日のお題は『スフィンクス』デス^^

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