第127話 二十面相

ーツイッター編ー (修正版)


オフィス街のコーヒーショップで、

日がな一日、行き交う人を眺める。

只ひたすらにあの子の姿を探す。


気がかりなあの子は二十面相。

見るたびに別人。

だれと会うの?

どこに行くの?

あの子の事が心配で仕方ない。

素顔を知りたい。


これは恋?


コーヒーショップの窓ガラスの呟き……。


 ー完ー


* * * * * * * * * *


待ち合わせのコーヒーショップ。

窓ガラスに映して

身だしなみの最終チェックをするあの子。


窓ガラスはいつも見ていた。


場所柄を弁える。

相手に合わせる。

それは素敵な気遣いだけれど……。

あまり楽しそうに見えない。

何のための変装?

何をしてるの?


* * * * * * * * * *


明日のお題は『カップ麺』デス^^

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る