こいつが俺の嫁!?
琥珀
第1話許嫁はゴミ
俺の名前は杉村達也。ごくごく普通の男子高校生!
趣味は読書。詳しく言えばラブコメ系。ラブコメはとていい!
みているだけでも心がけキュンキュンする!
最近その楽しみを邪魔をするやつがいる。
「ねぇねぇ杉村またそんな本読んでるの?」
こいつがいつも俺を馬鹿にしてくるクラスの女王宇津美玲香。容姿端麗。成績優秀。文武両道。俺に対する性格を除けば完璧と言っていい存在だ。それに比べ俺は顔は中の下、成績も別に良い方ではない。後ぼっち。
そんな俺と玲香はただのクラスメイトだったはずなのだがある日。
「「こいつが「俺」「私」の許嫁!?」」
そう。俺達は両親同士が決めた許嫁だったのだ。
「いやー昔な、お前らが産まれる時にお互いの子供を結婚させようと思ってだな!」
「お互いにすっかり忘れて!先週飲んでる間に思い出したんじゃよ!」
「おいおい俺はまだ結婚なんてしないぞ!増してこんな奴となんか」
「はあ?それはこっちのセリフなんだけど?こんなオタクと結婚なんて無理。」
クソ!コッチのセリフだよ!!
「いやもう結婚届け出したし。」
「はあ?俺そんなの書いた記憶ないんだけど」
「私もこんなの書いてないんだけど」
「いや書いたよお前達が直接。」
「いつ?俺達が書いたんだよ」
「あれは5年前かな、お前がまだ小学生6年生の時に書かした。」
「まあもう結婚届けは出すからもう無理だからな」
こうして俺と玲香の結婚が始まった。
「杉村余計な事言ったら殺すから。」
「言う友達なんか居ねぇつうーの」
「それならいいけど」
俺達は今後の事を話し(ほぼ無視)ながら登校した。
「みんなーおっはー」
「あっ玲香おっはー今日遅くない?」
「まあね。色々あったんだよ。」
「えー玲香彼氏でも出来たー?」
「はぁ!?彼氏なんか作らないって!」
「玲香そう言って....えっなんかあいつこっち見てるだけど」
いやいやそっちがうるさすぎてたまたま見ただけでしょ。もう嫌だお家帰りたい。
「おーいホームルームだ。席に着けー」
ホームルームが終わり授業が終わり昼休みに入った。さて、屋上で飯でも食うかな。
屋上は選ばれた者しか入れない。まあ普通は
鍵が掛かってるから入れないけど俺の手じゃないね。あの程度鍵はグリップで十分。
さて、早く飯でも食べるか。
ん?鍵があいてる?
「誰も居ない?」
「あんたなにしてんの?」
「いや、別に、なんも。そういうお前は屋上でなにやってんだよ」
「私は屋上でご飯でも食べようとしてるだけだけど」
「お前ここ立ち入り禁止だぞ。」
「でもあんたも屋上にいるじゃん」
「まあな俺もお前と一緒で飯を食べに来ただけだ」
「ふぅん。折角だし、一緒に食べない?どうせ一人なんだし」
「まあいいけどさ」
「そういえば名前を聞いてなかったね私は2年B組佐川由美。」
「俺は2年C組杉村達也。よろしく。」
そうして俺と佐川は飯を食べて教室に戻った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます