訪問者

私のような陰鬱な者にも友人のひとりくらいはいます。

胸が飛びあがるほど驚きましたよ、君が突然私の元へやってくるのですから。


慌ててやってきたのでしょう、身なりも整えずにやってきて。


何か言いたげな顔をしていましたので君が話してくれるまで私は髪を整え、化粧を施してあげました。

それでも君は何も話してくれません。


困ったので私から質問をすることにしました。

「どうして私を置いて死んでしまったんだい?」


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