訪問者

私のような陰鬱な者にも友人のひとりくらいはいます。

胸が飛びあがるほど驚きましたよ、君が突然私の元へやってくるのですから。


慌ててやってきたのでしょう、身なりも整えずにやってきて。


何か言いたげな顔をしていましたので君が話してくれるまで私は髪を整え、化粧を施してあげました。

それでも君は何も話してくれません。


困ったので私から質問をすることにしました。

「どうして私を置いて死んでしまったんだい?」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る