赦し

私は耳に永遠に住まう悪魔に囁かれ続けている


酒に溺れても

性に乱れても

逃れることはできない


疲れた私は夢の世界へと誘われた


耳が痛くなるくらい静かな闇の中にいた

あの囁きが聞こえない

こんなに静かなのは何十年ぶりだろうか


果てのない闇は星空に変わる

なんということだ

愛した人が笑っている

柔らかな声で私の名前を呼んでいる


私は赦されたのだろうか

これまでずっと背負ってきた罪を

これまでずっと逃げてきた罰を


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