名もなき者

射干玉の闇

孤独の牢

永久の時を彷徨い闇に愛された哀しき者



ああこれでいいと願ったのはわたしなのに

蝕まれた身体は自由を奪われた




永久の闇の寵愛

古の闇の寂寥


名もなき者の声に耳を傾けてはいけない



ああわたしはただ——



堕ちた者の末路は知る由もない

戻って来れないのだから

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る