Brilliant Days

何度も何度も書き上げて

たまにボツにしてまた書いて

今は見向きもされない物語

でも僕だけに書けるストーリー



伝えたいことが多すぎて

渋滞することもあれば

伝えたいことを見失って

一文字も書けないときだってあるんだ


それが僕の人生って

言えるまで何年かかっただろう

どんなに忙しさや哀しみに

流されてもまだしがみつきたくて


ああ いつかは

あなたに素晴らしいひとときを

穏やかに文字をなぞるささやかな

時間をあげられたらいいな、なんて

初めはそんな単純な動機だったな

誰にだって書けるはずって

笑われたって構わなかった

紙とペンが味方だったら

それだけで充分だった



伝えたいことが多すぎて

冗長になるときがあれば

伝えたいことが苦しくて

一文字も書けないときもあったんだ


それが僕の人生だって

今なら誇らしく言いたい

どんなに誰かの才能が

眩しくったって変わらないもの


ああ いつの日か

あなたへ素晴らしいひとときを

穏やかに文字をなぞるささやかな

時間をあげられたらいいな、なんて

思っていたことが少し懐かしいんだ

君の言葉は何も響かないと

言われたら結構刺さった

紙とペンが友達だったら

もう少しうまく付き合えたかな



手を止めて誰かの言葉に触れて

新しい何かを書きたくなって

どうせ誰かが書くだろう、なんて

想像を無視して生きてみたけど

頭の中では巡り巡る

僕の中から生まれた

今は見向きもされない物語を

まず僕が愛してあげないでどうする?



ああ いつの日か

あなたへ素晴らしいひとときを

穏やかに文字をなぞるささやかな

時間をあげられたらいいな、なんて

そのくらい単純な動機だけでいいんだ

独り善がりの物語だって

言われたら開き直るよ

紙とペンを戦友にして

また僕は今日も書いていきたい



何度も何度も書き上げて

たまにお蔵入りしてまた書いて

沢山の言葉から

あなたが見つけてくれたストーリー




※brilliant→すばらしい、鮮やかな

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