第7話外出2

隣の国の拾ってくれた貴族家の家で主人にたてついたという大罪を犯しました。

奴隷として売買しています。


「お兄さんいくらですか?」


「ん?買うのか?やめときな。こいつはくそ野郎だぞ」


グルルルル


「ちょっアルベルト様!」


「アルベルト様、さすがにお館様に怒られると思いますが」


「それはちゃんと説明するよ」


「で、いくらですか?」


「聞いてたのか?やめとけ」


「聞いてましたよ、書いてある札も読みましたし。だから買うんです」


!?この目は完全に闇に精通する奴がする目だ、こんな子供が...

「わかった、12万ユロだ。罪人だが能力が高いから普通より少し高い」(普通6~10万ユロ)


「わかりました。これでちょうどあるはずです」


「確かに」


「そんなに持ってきてたんですね」


「初めてだから舞い上がっちゃって多めに持ってきちゃった」

まぁこーゆー可能性もあると思ってただけだけど


「じゃあ説明したいがここじゃなんだしついてこい」


「わかりました」


「あんなのかってどうするんだろ?」ヒソ


「ほんとだよな」ヒソ


ヒソヒソ



「では先ほどのかられに変わって私が説明します。彼らは冒険者だったので無礼があったかもしれませんがお許しください」


「大丈夫です」


「そうですか。では早速説明をさせていただきます。奴隷紋を刻みましたので何か反抗しようとした時や、命令違反、指示に従わなかったときには、首がしまり電撃が走り動けなくなるでしょう。」


「なるほど。わかりました。」


「一応説明しますと条件次第では奴隷紋はここで外すことができます。その条件とは奴隷が5年間一度の主人の命令に一度の命令違反もなければと言うものです」


「なるほど。それ以外ではできないということですね」


「はい。死んでも残ります」


「わかりました」


「ではサインしていただければ契約終了となります」


「はい」




「本当に良かったのですか?」


「うん。これでいいんだ」




「そー言えばご飯がまだだな。食べに行こう。あっその前になんか買わないと」


「買ってきましょうか?」


「そうだね、よろしく」


「彼の分も買いますか?」


「もちろん」




「俺はお前のような眼をする人間に買われるくらいなら死んだほうがましだ」


「そうか。まぁそれが君の意思なら止めない。手を貸してあげてもいい...「お前の手を」ただ!ただ殺すためにわざわざ高いお金を出したんじゃないんだ。」


「それを言っている。お前に何か指図されるなら死ぬと」


「一つ聞こう。君は私に逆らうか?」


!?さっきの目とは違う。俺を偏見なく見ている。

フンッで?だからどうしたってんだ


「さらわねーよ」


「そうかなら良い」


ならいい?こいつらは口だけだ。自分の敵になるのかそうでないのか、信じるのかそうでないのかを確認して大丈夫そうならあげるつもりのない餌をちらつかせるんだ。そしてこき使い捨てる。


『リリース』


「これは!?」


「奴隷門を解除した。まぁ少し知る機会があってな」


「そうか。いやそうじゃないだろ!」


「それよりそろそろ買いに戻てくるだろうし用意しようか」


「何故外した!」


「逆らう気ないんだろ?奴隷じゃない方がお互いやりやすいだろ、もーそれ以上は言うな。」

「めんどくさい」ボソ


こいつ今めんどくさいって。。。


「おっ買ってきてくれたか!よーし食べよう」

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