愛をさがし求めて
わたしはこのままどこまでも
落ちていくのか。
どこまでも、どこまでも、
落ちて、まるで海の底に落ちていくような
私は、愛されることを望むばかりで
信じることもできず。
求めてるものが
束縛ならば。
男はそれを拒みわたしを遠ざける。
そして荒れ果てていたとき。
元彼(高校の時の)が、
私とよりを戻したいと
いってきた。
「隣で笑ってくれるのが
ほのかであってほしいと
おもう、さんざん傷つけたけど
また付き合ってほしいです。
ほのかのことが、好きだよ。」
私は、「冗談でしょ?なに?
本当にいってんの?からかってるならやめて」というと。
「からかってない。ほのかさえよければ」
「ごめん。前みたいな気持ちには戻れないし。本当に好きだったから。
前みたいにもどって、またわかれるの辛いからつきあえないよ」
というと。
「そうだよね。ごめん。忘れて」
と元彼は言った
いちごみるくジュースと
午後の紅茶が好きだった彼は
私と会う日は、必ずそれを二人で
交換しあって飲んでいた。
懐かしい思い出たちが
フラッシュバッグしては
わたしの頬から涙があふれる。
やっと見返せた。
可愛くなって、努力して
また告白してもらうことができたと
嬉しさと、後悔すればいいと
おもう気持ちで、その日は
どうにかなりそうだった。
フラレたとき凄くショックだったし、
フラレて、絶対可愛くなって見返して
やるんだって毎日おもって
ダイエットに、自分磨きに本当にがんばった
それからも、彼からの連絡は
月1であった。
「げんき?」
「Instagramのコメントでおいしそう」とか
「恋してないの?」とか
まあ色々だ。
でも全てテキトーに冷たく返した。
一番なにが許せなかったかって。
わたしを振った理由を、忘れていたことだ
だからなおさら。意地悪したくなった。
だけど、振ってしばらくたつと、
ああ。あのときもし、付き合うことにしていたら。未来はどう変わったんだろうか
とたまに疑問におもうことはあるが
そんなものは、ほんの些細な出来事にしか
すぎない。
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