第8話 警視庁記者クラブのベテラン
記者クラブは騒然となった。
『明治通りをテロリストが逃走中』
その第一報にベテラン記者は覚悟を決めた。
今年で定年を迎える彼にとって、それは最期の大仕事に相応しい内容に思えた。
すぐさまデスクに連絡を入れるとドラマティックな言葉が返ってきた。
『ヘリに同乗して現場から中継をお願いします』
予想外な展開にベテラン記者は涙を浮かべた。若手記者達は、拍手で彼の花道を飾ってくれた。
「let's go!」
ベテラン記者の雄叫びはロックンロールそのものだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます