燃える鳥
燃える鳥の歌 響く愛のウタ
ある一羽の渡り鳥は
旅の途中 降り立った世界で一人の人間に恋をした
一目見て恋に落ちたが
鳥は渡る鳥 旅をする鳥
旅することを やめられぬ鳥
いつかこの日が 追憶の一つになることを願いながら
鳥は鳴いて ただ焦がれるままに鳴いて
日が三度も昇らぬうちにその地を去った
それでも時に焦がれる想いが胸を裂くから
夕日に向かって鳴くのだそうだ
その鳥の姿を見た者たちは こう言ったらしい
鳥が燃えているようだ、と
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます