『桟橋』

長く野外を歩いたこともないような白い手足で、石畳を歩く乙女。

桟橋の上。儚く美しい姿で、忌々しげに此方を睨んだ姫君に心を奪われた。


復権が願えない高貴だった身。

磨き上げられた全身の艶すらも、待つのは隷属の定めだけ。

唇を噛んで頭を下げる。その強く潔さに。

囚われたのは寧ろ私か。

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桟橋。1800年代初め辺りらしいです。時代背景が!わかりません!!(笑)

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