『いじわる』
「先輩、いじわるって言われません?」
投げられた台詞に不意に思い出す。
「もー、いじわる」
拗ねていじけた甘い音で、腕にまとわりつく薄紅の肌。
恥じらいながら緩む頬と唇。
眇められた目が楽しそうにこちらを伺って。
言葉と裏腹の想いを伝える。
もう戻れない、遠い日の温もり。
--------
男女逆転して更に色々こじれて『雪待ちの人』(香鳴裕人様の[第2期] 同題異話SR -Dec.- 『雪待ちの人』参加)になりました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます