第18話 駄洒落

もし、許してもらえるなら、

 僕に、時を止める力を お与えください。


                 僕は、すぐさま時を止め、

                       テレビの中の

            コニー・フランシスの舞台に飛び乗り

                   彼女の手を握るでしょう


 そして……

 でも、だめなんです。


                    手を握ったとしても、

              彼女は、僕の手を握り返し

              きっと、踊り出すでしょう……


 お許し下さい。

 僕が馬鹿でした。

 彼女の方が、一枚上手でした。


------

(独り言)

この「一枚上」といのがくせ者でしてね。

実際に、よく振り回された 子猫ちゃんのような女の子がいました。

「彼氏がいるのよ」と公言しつつも、わたしとのデートを楽しんでいましたからねえ。

ほんと、わかんない女の子でした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る