第17話 風・朝の儀式

西の空を風が流れる

                雲のない空に

                僕は大きく雲を描く


東の空を風が流れる

                雲のない空に

                僕は真っ赤な朝陽を描く


太陽光線が湖に凍てつく

                水面を走る白鳥

                ━ 朝の儀式


------

(独り言)

不可解だと、不快に思われますか? 

当時 ―― 高校時代なのですが、「感性の詩だ!」と気取っていたものです。

文芸部に所属していましたが、「おまえら凡人には理解できんだろう」と、傲慢さに取り憑かれていた気がします。

いやな奴でした。

でもそんなところが、ニヒリズムととらえられて、自分で言うのもなんですが、完全なモテ期でしたね。

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