第15話亀裂

「何で優香里がいるの?」


「海外から戻って来たんだよ。」


「何で話してくれなかったの?」


「舞に余計な心配かけたくなくて…。」


これは男としてのずるい部分だった。


舞も優香里も大切なんて…。


「そっかあ。」


と意外とあっさり舞は納得した。


舞と談笑している優香里を見て翼は安心したが優香里が倒れた。


翼は、すぐに救急車を呼んだ。


舞と翼は一緒に急いで救急車に乗った。


優香里の青白い顔を見て翼は不安な気持ちになった。


病院の廊下で治療室の中に入った優香里を翼と舞は、待っていた。


優香里は、車椅子で治療室から笑顔で出てきた。


「ごめんね。ただの脱水症状だって心配かけてごめん。」


「良かった。」


と舞が言った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る