赤い夏

入道雲が空を埋める。白い空、逃げる水。陽炎が地面を揺らし、いつの間にか、空が赤くなる


いつもどうり笑ってた、

いつもどうりの日常

彼女とバカ話をして、

空が赤くなるまで遊んだ。


「ねぇ、このやり尽くされた世界でどうやって楽しもうか」

なんて、厨二病のような事を言ったり。

今思いだすと、恥ずかしい。でも大切な記憶、大切な思い出。

世界に神様なんていないし、そもそも、日本だったら万物に神が宿ってるなんて言うこともある。それだったら、人間のほうが希少価値が高いんじゃないかなんて考えることもある。

もし、神がいるのなら、なぜこんなにも、世界はやり尽くされてるのか聞きたいな。まぁ、こんな話彼女以外にしたことはないし、学校での僕はずっと本を読んでる暗いやつだし、読んでる本も、毒や、殺人、ソニービーン、チカチーロだったりと。

やばい厨二病って扱いをされてる。実際そうかも。

でも、毒が殺人が、殺人鬼が。そんなにやばいか?そんなに厨二病か?もういい。僕は満たされてる。

彼女は僕の中にいる。ベニテングダケは結構美味しかったし、人を殺す快楽を覚えた。だからこんな所にいるんだろう。

クールー病で死ねたら、最高だな…

死刑が先か、病死が先か、楽しみだ。

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