ずるいよ

ずるいよ

僕は何もできない。

やる元気がない。今の社会平等なのは時の流れぐらいだ。

先に生まれたら偉い。何もしてなくても偉い。

働けば罰金を受けるし、働かなければ賞金がもらえる。

世の中は不平等だ。

僕には何の能力も、才能もない。

あるのは、社会への不信感と、必要のない知識。

僕の学校の先生は、「世の中は法と金だ。」といった。

その先生はいろいろな教科の一つの先生だったけど、妙に納得がいく。

他の先生は勉強しか教えてくれない。

その先生だけかもしれない、勉強以外に価値を見出せと行ったのは。

あぁ

世の中不平等だ、先に生まれたもの勝ち、親なんて選べない。

実際隣の芝のほうが青い、というより、ここの芝はもう枯れている。

そう思うのは年齢のせいか?

ずるいよ。

選挙権があって。

ずるいよ。

被選挙権があって。

ずるいよ。

お金があって。

ずるいよ。

嫌な事だけ、おしつけて。

ずるいよ。

ずるいよ。


まぁこんなこと言ったって、ただの戯言だしな。

だれも見向きもしないだろう。

僕はちっぽけな存在だ。

誰にも見つからないような。

僕は僕をどうしたいのか

僕は僕を助けたいのか

僕は僕を救いたいのか

もう

わかんないよ。

わかんないけど、このままじゃダメな事だけはわかるんだ。

だから、今日も無意味に足掻く。

この不平等でずるい世界で、

いつ生きてもいいように

いつ死んでもいいように

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