第7話夜の電話

俺が家に帰ってきたら、姉さんはすでに泣いていた。

「リクちゃんに裏切られた~。ひどいひどいひどい。早く帰ってきたのにぃ~」

俺はカレーを食べ終え、遅れた理由を言わず、風呂にはいりにいく。

10分後。

風呂から出て、扉を開けるとふくれっ面の姉さんがいた。

姉さんが何か言う前に姉さんの唇に口づけする。

すぐに離れる俺。

「これで、許して。咲姉」

一瞬、間があり照れる姉さん。

「積極的~、リクちゃん。ありがとう、嬉しい」


自室。

『もしもし...火野です。今日はありがとう、ござい...ました』

「火野さん。いいよ。何かあった」

『明日、一緒に昼食をと...牧平さんが嫌でなければ...』

「嫌じゃないよ、火野さん。明日の昼休みにね、わかった。あとは何もないかな」

『ありがとうございます。あっはい』

「じゃあ、明日の昼休みに。おやすみ」

『おやすみなさい、牧平君』

俺は通話を終え、寝ることにした。少ししたら、眠りについた。


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