第3話

     亜衣子の場合


亜衣子はブスだった。

(失礼)。

ともかく周囲の評価はあまり

芳しくなかった。

友人たちが次々と結婚💒👰🤵💒👰し

ていく中、まるで自分だけが

行き遅れているような錯覚にいつも

苛まされていた。

「わたし和幸と結婚💒👰🤵するの」

親友の和子がそう告白したとき、

亜衣子は本当に腰を抜かして

しまった。

和幸というのは亜衣子の婚約者だった

男で、「僕には亜衣子しか見えない。

僕には亜衣子しかいないんだ」とか

いけしゃあしゃあと言っていた

のだった。




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